鉄を熱いうちに打つだけでなく、
鉄を熱くなるまで打ち続けなく
てはいけないのである。
外部からの援助は人間を弱くする。
自分で自分を助けようとする精神こそ、
その人間をいつまでも励まし元気づける。
賢明な人間のほうが
「私は自分が無知であることを知って
いるにすぎない」と進んで認めるもの
なのだ。
必要こそが発明の母であり、
困難こそが偉大な成果を生むための
真の学校である。
怠惰な人間、目的もなくぶらぶら
している人間には、
どんな幸運も意味を持たない。
幸福でさえ習慣として身につけられる。
世の中には、ものごとの明るい面を
見ようとする性格の人もいれば、
暗い面ばかりに目を向ける人もいる。
真の人格者であるかどうかを計るもの
さしはたくさんある。中でもまちがい
のない方法は、その人間が目下の者に
どうふるまうかを見ることだ。
[自助論】より
今日の一言
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