北野武の名言

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北野武の名言

夢を持て、目的を持て、やれば出来る こんな言葉に騙されるな 何も無くていいんだ。

人は生まれて、生きて、死ぬ これだけでたいしたもんだ。

他人への気遣いで大切なのは 話を聞いてやることだ。 人間は歳をとると どういうわけかこれが苦手になるらしい。

むしろ、自慢話は一文の得にもならないし その場の雰囲気を悪くする。 それよりも 相手の話を聞く方がずっといい。

あいつ、裏切った、裏切ったって 心の中に毒持って生きてくより 相手にいいことしてやったって いう感覚でいるほうがいいんだ。

だって、裏切りなんて これからもじゃんじゃんあるんだから。 それをいちいち自分の問題にして 抱えこんでたら大変なことになっちゃうし。

金のことでつべこべ言うと 母親にこっぴどく叱られたものだ。
誰だって、そんなものに振り回されたら 人間はどこまでも下品になるというのが 俺の母親の考えだった。
貧乏人のやせ我慢と言ったらそれまでだが そういうプライドが、俺は嫌いじゃない。

人間のやることは不思議で 不条理なのだ。 俺だって、アフリカで何万人もの人が 飢え死にしているっていうのに 映画なんか撮っている。

努力すれば、きっとなんとかなるって そんなわけないだろう。 一生懸命やればなんとかなるほど 世の中甘くないってことは 親とか周囲の大人が 一番知ってんじゃねえか。 必死ににやってうまくいくとは限らなくて どうにもなならいこともある それが普通で当たり前だってことの方が 教えるのが教育だろう。

変な言い方だけど自分のために 死んでくれる人間が何人いるよりも そいつのためなら命をかけられる って友達が1人でもいる方が 人間として幸せだと思う。

芸人をやって、映画監督をして。 ビートたけしをして 北野武でもいるという今の人生は 本当に疲れる。

弱音を吐くわけじゃないけれど なにもこんなことをしなくても 人生の快感を得ることは できたんじゃないかと思う。

コツコツと真面目に働いて 家族を守り、子供を育てる。 それだけでも、十分に人生を 生きたという満足感は得られる。 有名になろうが、いい映画をつくろうが その満足感には 大差がないだろうということは この歳になってめればよくわかる。

とはいえ、もう一回 人生をやり直したとしても 苦しくて何でも、熱い人生を選ぶ。

自分の子どもが何の武器も持ってないことを 教えておくのは、ちっとも残酷じゃない。 それじゃ辛いというなら なんとか世の中を渡っていけるだけの武器を 子供が見つける手助けをしてやることだ。 それが見つからないのなら せめて子供が世の中に出たときに 現実に打ちのめされて傷ついても 生き抜いていけるだけの タフな心に育ててやるしかない。

世間一般ではアニメオタクとか フィギュアオタクとか 秋葉原をうろついてるやつらを 何か差別的に指してるみたいで困るんだけど ひとつのことにこだわって 情熱を傾ける人たちをオタクと呼ぶとしたら オタクになれるのは実はすごいことだと思うよ。

成功の秘訣は いちばんなりたいものじゃなくて その人にとって二番目か三番目の 違う仕事に就くこと。 自分にはもっとやりたいことがあるんだけど 今すぐそれをできる能力は ないから違うことをやってます。 それぐらい自分を客観的に 見られるやつの方が 成功する可能性は高い。

北野武





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